祇園祭 神輿洗 1
7月10日、祇園祭の大事な神事の一つである、「神輿洗」の準備が始まりました。
「神輿洗」とは17日神幸祭、24日環幸祭の神輿渡御のために御神輿を清める儀式です。
「神用水清祓式」〜鴨川の神様をお迎えします〜
10時、四条鴨川にて、夜の神輿洗に使うお水が
宮本組より汲み上げられます
儀式中、雅楽が鳴り響き、これが「神事」なんだと実感させられます
汲み上げられた水が清められます
約30分行われた儀式、見ているだけでも汗ばみました。
紋付姿の宮本組、雅楽の方は相当暑いに違いありません。
この儀式は本来、ただ神輿を清め祓うのみでなく、
かつて、京都が盆地湿地帯で
鴨川の洪水による疫病を恐れたため、
鴨川の神様を神輿にお招きし、祇園社にお迎えすることにより、
神様にお鎮まりいただくという祈りも込められていたそうです。
本日(10日)は同時に鉾も準備が始まりました。
氏子の人々が神様を歓迎し、通られる道を清める「お迎え提灯」
大松明による「道しらべの儀」、
そして「神輿洗」とつづきます。
本当に多くの人々によって、この祇園祭が支えられているという事を
感じずにはいられない1日です。
LST 西川 徳子